今週の日本酒ニュースまとめ【10/5〜10/11】

今週の日本酒ニュースまとめ【10/5〜10/11】 未分類

今週(10/5〜10/11)は、国際品評会での受賞発表が相次いだ一週間だった。IWC2026ではSAKE部門最高賞に山口・長州酒造の「蛍天」が輝き、香港発のOSA2026では愛媛・水口酒造が3銘柄同時受賞。フランスのKura Master2026でも山梨・千代むすびが最高賞を獲得した。石川県では5つの酒造組合が合併し、栃木ではウイスキー新拠点が完成するなど、業界の体制づくりも進んだ一週間だった。

今週の主要ニュース一覧

日付 カテゴリ 概要
10/4 酒蔵・蔵元 石川県内5酒造組合が合併、新「石川県酒造組合」発足
10/5 酒蔵・蔵元 福井市勝山「一本義久保本店」で日本酒の仕込み開始
10/5 新銘柄・限定酒 Miss SAKE×佐々木酒造、「未来への乾杯」セットを数量限定発売
10/4-10/5 受賞・コンテスト IWC2026、長州酒造「蛍天」が最高賞、加藤吉平商店「梵」がダブルトロフィー
10/5-10/6 受賞・コンテスト 山梨銘醸「七賢 星ノ輝スパークリング」、Kura Master2026でプレジデント賞
10/6 受賞・コンテスト 鳥取・千代むすび酒造「ULTRA YUZU」、Kura Master2026リキュール部門プレジデント賞
10/5-10/6 新銘柄・限定酒 玉乃光酒造、『ちいかわ』コラボの“だし割り”限定セット登場
10/6 酒蔵・蔵元 新潟・阿部酒造など若手醸造家、東京で日本酒イベント開催
10/7 酒蔵・蔵元 京都・伏見「伏見酒回廊」、13蔵巡りイベントを10/24開催へ
10/8 酒蔵・蔵元 栃木・小林酒造「日光蒸溜所」完成、2030年初出荷目指す
10/8-10/9 海外展開・輸出 福島・haccobaとタイ「Devanom」が麹交換で共同醸造
10/8-10/9 酒蔵・蔵元 埼玉「酒蔵フェス Made in Saitama 2026」、県西部10蔵で初開催
10/8-10/9 酒蔵・蔵元 虎ノ門ヒルズ「awa酒week」、過去最多24酒蔵が集結
10/8-10/9 酒蔵・蔵元 新潟・上越「越後・謙信SAKEまつり」、31蔵集結で10/17-18開催へ
10/9-10/10 海外展開・輸出 滋賀・笑四季酒造、生産量の3割を23カ国へ輸出と報道
10/9-10/10 新銘柄・限定酒 山梨・笹一酒造、映画コラボの奉祝酒を鏡開き/山口県「ご酒印」企画始動
10/10-10/11 受賞・コンテスト 愛媛・水口酒造「仁喜多津」、OSA2026で3銘柄同時受賞

酒蔵・蔵元

石川県内5酒造組合が合併、新「石川県酒造組合」が発足

石川県内にあった鳳珠・七尾・金沢・白山・小松の5つの酒造組合が合併し、新組織「石川県酒造組合」が発足した(情報元:中日新聞Web)。新組合は県内32の蔵元で構成される。2024年の能登半島地震で大きな被害を受けた奥能登地域の酒蔵の復興支援や、地酒の魅力を一体的に発信する体制づくりが狙いとされる。

都道府県別の酒蔵数・日本酒生産量ランキングはこちら

勝山の老舗「一本義久保本店」、今年の仕込みがスタート

福井県勝山市の老舗酒蔵「一本義久保本店」で日本酒の仕込みが始まった(情報元:中日新聞Web、dメニューニュース)。今年は使用する酒米の品質が良好だという。本格的な仕込みシーズンの到来を告げる便りが各地の蔵元から届いている。

新潟の若手醸造家、東京でイベント開催

新潟県の阿部酒造をはじめとする若手醸造家の酒蔵7社が参加するイベントが東京で開かれた(情報元:新潟日報)。杜氏自らが登壇するトークイベントも行われ、産地を越えた蔵元同士の交流と情報発信の場として機能した。

秋の酒蔵イベントが各地で告知

秋の酒蔵イベントの告知が相次いだ。京都・伏見では13の蔵元を歩いて巡る「伏見酒回廊」が10月24日に開催される(情報元:SAKETIMES)。埼玉県西部では県内10蔵が集まる「酒蔵フェス Made in Saitama 2026」がエミテラス所沢で初開催され(情報元:Infoseek)、東京・虎ノ門ヒルズでは過去最多24酒蔵が集結する「awa酒week」が予定されている(情報元:Storm.mg)。新潟県上越市では31蔵が集まる「第21回 越後・謙信SAKEまつり2026」が10月17日・18日に開催される(情報元:au Webポータル)。

栃木・小林酒造、ウイスキー新拠点「日光蒸溜所」が完成

「鳳凰美田」で知られる栃木県の小林酒造が、ウイスキー製造拠点「日光蒸溜所」を完成させた(情報元:下野新聞デジタル)。10月12日に製造を開始し、2030年の初出荷を目指す。5500リットルと3500リットルの蒸留器2基を備え、約千樽を貯蔵できる体制を整えたという。日本酒蔵によるウイスキー事業参入が各地で進む中、観光拠点としての活用も期待されている。

新銘柄・限定酒

Miss SAKE×佐々木酒造が数量限定セットを発売

Miss SAKEと京都・佐々木酒造が共同開発したオリジナル日本酒・甘酒セット「未来への乾杯」が数量限定で発売された(情報元:ニコニコニュース)。

玉乃光酒造、人気キャラクターとコラボした限定セット

京都・玉乃光酒造が、人気キャラクター「ちいかわ」のくりまんじゅうをデザインしたパッケージの“だし割り”セットを数量限定で発売した(情報元:めざましmedia、au Webポータル)。家庭でだし割りを楽しめる企画として話題になっている。

笹一酒造、映画コラボの奉祝酒を鏡開き

富士山の御神酒を醸す創業360年の山梨・笹一酒造が、映画『襲名』の公開を祝う奉祝酒「襲名 奉祝酒 旦 純米大吟醸」の鏡開きを、同作の初日舞台挨拶で執り行った(情報元:Excite エキサイト)。

山口県で酒蔵巡りの「ご酒印」企画が始動

山口県内の酒蔵を巡ってオリジナルの「ご酒印」を集める企画「やまぐち酒蔵めぐり」が始まった(情報元:時事ドットコム)。酒蔵ツーリズムを後押しする取り組みとして各地で広がりつつある。

受賞・コンテスト

IWC2026、山口・長州酒造「蛍天」がSAKE部門最高賞

国際的な品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」2026のSAKE部門で、山口県・長州酒造の季節限定酒「天美 純米吟醸 蛍天」がチャンピオン・サケ(最高賞)に選ばれた。あわせて福井県・加藤吉平商店の「梵」も、スパークリング部門と古酒部門でダブルトロフィーを受賞している。IWCの主催団体会長が今週、受賞を受けて加藤吉平商店を訪問した(情報元:TBS NEWS DIG、福井テレビ)。

蛍天(天美)について詳しくはこちら

梵・加藤吉平商店について詳しくはこちら

山梨銘醸「七賢」、Kura Master2026で史上初の快挙

山梨銘醸の「七賢 星ノ輝スパークリング」が、フランス・パリで開催された日本酒コンクール「Kura Master2026」の最高賞「プレジデント賞」を受賞した。瓶内二次発酵で仕込むスパークリング日本酒がプレジデント賞を受賞するのは、同コンクール史上初という(情報元:日テレNEWS NNN、時事ドットコム)。

千代むすび酒造「ULTRA YUZU」もプレジデント賞

鳥取県の千代むすび酒造が手がける柑橘酒「ULTRA YUZU(ウルトラゆず)」が、Kura Master2026のリキュールコンクールでプレジデント賞に選ばれた。新設された柑橘酒部門でプラチナ賞と審査員賞を受賞した酒の中から、最終審査で1点のみに贈られる賞を獲得した(情報元:PR TIMES)。

愛媛・水口酒造「仁喜多津」、OSA2026で3銘柄同時受賞

香港の日本酒業連合會が主催する「Oriental Sake Awards 2026(OSA2026)」で、愛媛県・水口酒造の「仁喜多津」シリーズ3銘柄が同時受賞した。「NIKITATSU2025」がシルバー、「NIKITATSU2024」とさくらひめ酵母仕込みの酒がブロンズを獲得し、料理とのペアリングを競う「Perfect Match Challenge」でもTOP3 Sakeに選ばれている(情報元:PR TIMES)。

水口酒造について詳しくはこちら

海外展開・輸出

笑四季酒造、生産量の3割を23カ国へ輸出

滋賀県甲賀市の笑四季酒造が、地場産米で醸す日本酒の生産量のうち約3割を23カ国に輸出していると報じられた(情報元:日本農業新聞)。無添加・無調整の酒質を軸にした海外展開が、地域の酒米農家の支援にもつながっているという。

笑四季酒造について詳しくはこちら

福島のクラフトサケ醸造所、タイの醸造所と麹を交換

福島県のクラフトサケ醸造所haccobaが、タイの米の醸造酒「サートー」を造る醸造所「Devanom」と麹を交換し、共同醸造に取り組むプロジェクトを発表した(情報元:PR TIMES、時事ドットコム)。清酒とは異なる免許区分で醸すクラフトサケが、国境を越えたコラボレーションの形としても広がり始めている。

haccoba×Devanomについて詳しくはこちら

クラフトサケとは?についてはこちら

まとめ

今週(10/5〜10/11)は、IWC2026・Kura Master2026・OSA2026と複数の国際品評会の受賞発表が重なり、長州酒造「蛍天」の最高賞受賞をはじめ、日本酒の品質が世界的に評価される動きが一段と目立った。石川県酒造組合の合併や小林酒造のウイスキー新拠点完成など、業界の体制づくりや新規事業の動きも進んでいる。来週は10月17日・18日に新潟・上越で「越後・謙信SAKEまつり」、24日に京都・伏見で「伏見酒回廊」が開催予定で、秋の酒蔵イベントがいよいよ本格化する。笑四季酒造の事例のように、地域の酒米を生かした海外展開が着実に広がっている様子も続けて追いたい。

参考記事

先週のニュースまとめはこちら

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